コロンビア
7月23日、スポーツメーカーである「コロンビア」が、商標権の侵害と契約違反を理由に名門・コロンビア大学を提訴した。これからオレゴン州連邦地方裁判所で審理が始まる。
コロンビアスポーツウェアの名称は、オレゴン州コロンビア川に由来する。一方の大学は創立から30年後の1784年にクリストファー・コロンブスに敬意を表して改名された。今回、スポーツメーカー側は、大学の商品が自社の製品と酷似しており、消費者を混乱させる可能性があると主張する。
1938年創業のコロンビアスポーツウェアは、アイビーリーグのコロンビア大学が2023年6月13日に両者が締結した合意を、故意に違反していると憤慨している。同合意書は、大学が自社のアパレルやアクセサリーに「コロンビア」という名称をどのように使用するかを定めたものだ。
協定内容として、大学はその名称に認識可能な校章またはマスコット、および「大学」という単語、学部名、創立年である1754年、あるいはそれらの組み合わせを含めることを条件に、商品に「コロンビア」の文字を入れて良いこととなっていた。
しかし、コロンビアスポーツウェアは、契約締結から1年余り後、大学の違反が発覚したと裁判に踏み切った。オレゴン州ポートランドに本社を置く同社は、コロンビア大学のオンラインストアで、大学のロゴが一切付いていない複数の衣料品が販売されていることに気付いたのだ。
コロンビアスポーツウェアの衣料品は、150以上の直営店を含む800を超える小売店、自社ウェブサイト、第三者によるマーケット等で販売されている。
弊社名の「JBC」も日本国内のみならず、世界中に同じ呼び名の団体・組織がいくつもある。とはいえ、誰からも指一本触れさせない独自の活動を続けてきた自負を持つ。近く、我々はウクライナに衣類を贈る計画を立てている。平和への祈りと共に、荷物が海を渡るのだ。
JBCはビジネスを展開しながら、弱者とされる人に寄り添う集団でありたいと考えている。
林 壮一 ジェイビーシー（株）広報部 / ノンフィクション作家
