赤い靴履いてた女の子の像 | 電子部品・半導体 | 株式会社JBC

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赤い靴履いてた女の子の像

 肥満防止と健康維持のため、なるべく体を動かすようにしている。日本滞在中はジムに通うが、アメリカではもっぱら公園でのジョギングだ。800メートルのコースを6周する。

 JBCアメリカ広報部サンディエゴ事務所の近くにある公園は、横浜アリーナ4個分の広さだ。少年野球に使われるフィールドが2面あり、サッカー・メキシコ地域リーグの会場にもなる。バスケットボールコートも備えられており、かつ、バーベキューを楽しむ人も多い。

 2025年4月22日、サンディエゴ警察は3年連続で犯罪件数が減少した事実を公表。当地はアメリカで最も安全な大都市の一つであり続けるとの決意表明もした。

 サンディエゴ市全体の犯罪件数は、2023年に前年から2.7%、2024年にはさらに1.5%減った。トッド・グロリア市長とスコット・ウォール警察署長は、犯罪件数の減少の要因として、警察の献身的な活動、地域社会との強い連携、そして革新的なテクノロジーの3つを挙げた。

 「警察署職員の皆さん、地域の為にと懸命に働くあなた方を、私は大変誇りに思います。我々は地域社会をより安全にする努力を惜しみません。そして、この街で他者に危害を加えよとする人間にキッパリと申し上げます。サンディエゴにおいて犯罪行為は絶対に認めません」

 2024年に発生した殺人事件は、前年度から22.2%減った。35件の殺人事件のうち3件にギャングとの繋がりが確認され、5件は家族内暴力やドメスティックバイオレンスが起因していた。性的暴行は10.9%、非致死性の銃撃事件も57件少なくなった。暴力を用いた犯罪率は住民1000人あたり4.3件で、全米の主要都市の中で最も低い水準となる。車の盗難も19.5%削減された。これは街灯カメラと自動ナンバープレート読み取り技術の活用によるものと考えられている。

 南側を向けばメキシコの景色、場合よっては息遣いが感じられるサンディエゴの人口はおよそ139万。米海軍基地がある土地だが、市民が安全に過ごせるのは地元警察の努力があってこそだと感謝したい。

 

 公園を走っていると、父親とボールを蹴りあうメキシコ人の親子や、コーチからノックを受ける少年チームの面々、犬の散歩に訪れた老夫婦などとすれ違う。そんな時、つくつぐ「平和の尊さ」を感じる。

 LAにある一部の公園は、ギャングによるドラッグ売買の地として使われる。バス停も同様だ。この4年間、そんな世界と無縁のままジョギングを続けられた。因みにサンディエゴとJBC本社のある横浜市は姉妹都市であり、山下公園内にある『赤い靴履いてた女の子の像』と同様の物が、2010年6月にサンディエゴ市内のシェルターアイランドに建てられている。

 

 野口雨情が描いた童謡は、岩崎きみちゃんという女の子がモデルだそうだ。きみちゃんは1902年に静岡県旧清水市に生まれ、母親と共に北海道に移住。その後、アメリカ人宣教師の養女となるが、結核を患い東京の孤児院で亡くなった。渡米は叶わなかった。

 歌のエピソードを辿っても、健康に過ごせている幸せを感じる。少女像の後ろには、1958年5月に、やはり横浜市が寄贈した「友好の鐘」が設置されている。横浜開港100年祭にサンディエゴ副市長来浜したことに対するお礼の品だそうだ。

 横浜市金沢区に本社、横須賀市佐原に車両事業部を構えるJBCは、間も無くLAに新たな広報部オフィスを構え、更なる発展を目指す。

 

 皆様、宜しくお願い申し上げます。

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