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青空床屋

メキシコとの国境の街、カリフォルニア州サンディエゴの人口は、2023年のデータでおよそ139万。JBC広報部も、このカリフォルニア州最南部に支部を構えているが、近々LAに引っ越すことが決まった。

サンディエゴに住む89.9%が米国市民であり、人種別統計では41パーセントがホワイト、17.2パーセントがアジア人、10.4パーセントが2つ以上の民族の混合となっている。

 

実際に生活してみると、公立の小中高校や空港、レストラン、銀行、車の整備会社などでスペイン語が飛び交っているので、メキシコ系アメリカンが多い感覚がある…。郵便局、図書館といった公共施設の職員も、スペイン語が話せなければとても務まらない土地だ。

 

 

一般的な日本人が「サンデイエゴ」と聞いて思い浮かべるのは、ダルビッシュ有がプレーするMLBのパドレスだろうか。確かに、パドレスのユニフォームやキャップを身に着けている人を市内のあちこちで目にする。

 

そんな地に今年、プロサッカーチーム、San Diego FCが誕生した。現在、アメリカ1部リーグ、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)西地区で2位につけるほどの快進撃を見せている。サンディエゴから北に200km強のLAには、昨シーズンのチャンピオンで、元日本代表の吉田麻也、山根視来を擁するギャラクシー、そして2022年王者のLAFCがあるが、San Diego FCは両チームを凌駕する闘いを展開中だ。先日のホームゲームでもギャラクシーに逆転勝ちし、3万114名を呼び込んだスタディアムをヒートアップさせた。

試合模様はさておき、ギャラクシー戦が行われた日は、13時45分キックオフの2時間ほど前から、入場ゲート付近の広場にコンサートステージやクッションのボールを蹴る“サッカーダーツ”、子供たちがミニゲームを楽しめる小さなコートなどが設けられた。そのなかで一際長い列を作っていたのが、即席のヘアカットである。

無料で仕上げてくれるとあって、老若男女、San Diego FCファンが髪を切ってもらっていた。中には、頭をチームカラーに染め、スタディアム入りするサポーターの姿も見られた。誰もが笑顔だった。

「あースッキリした。次回からは、絶対に御宅のお店に通うので、場所を教えてよ」「よーし!これで今日もバッチリ応援するぞ!」「息子を爽やかに仕上げてくれてありがとう! お店のパンフレットかカードみたいなもの、ありませんか?」

などという声が聞こえた。

こうした交流が、地域に温もりを生んでいくーーー。

 

弊社は昨年から、障がい児を笑顔にするスポーツイベントの開催を事業の一環に組み入れている。San Diego FCのテント、あるいは青空床屋の光景からは、多くの学びがあった。

 

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